ちはやぶる

 昨夜降った大雨は今朝は止んでもう朝日がさしている広島県東部の空模様。
 前々から書いてみようと思っていた事がある。
 「百人一首万葉集
 きっかけは映画”ちはやぶる”のテレビを見てからである。主演広瀬すず等若い俳優を知る由もないが爺が見ても良い映画であった。

 百人一首の電子辞書をひくと
  ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれないに水くくるとは

  解説)
   不思議な事の多い神代の昔でも聞いたことがない。この竜田川の水を深紅に
   くくり染めするというのは(紅葉)
 もう一首、落語で使われる歌
  瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思う

  解説略)

 昔から絶対に忘れまいと思った歌を思い出せない。電子辞書にはない(百人一首在)
  逆引きが出来ない中ネットで

   ・・・・君が袖振る を入力すると

  あかねさす紫の行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
  これである。

  解説)
  紫草の生えた野をあっちに行ったりこっちに行ったりしながらそんな事をなさって
 は野の番人に見られてしまうのでは、あなたが私に手を振るのを
  額田王作。君は大海の王子である。この時すでに彼女は天智天皇の恋人であった。

  百人一首は勅撰集の中から選ばれた歌、あかねさすは万葉集の中の歌で中学生時代
 に習った懐かしく身近な歌が多い。何年、何百年経過しようとも日本人の心を打つ。