カメムシの知恵

どんよりとした曇り空で梅雨入りに近い空気感漂う朝である。
久しぶりに菜園の野菜をつぶさに見て回った。
思うにピーマンの苗の成長が例年にくらべ遅いと思った。

 何故か?追肥も3日前にしたばかりなのに(効果はそんなに早くは出ない)腰をかがめてよく見ると小さな苗の茎に5~6匹のカメムシがさばりついている。
 これが原因だと判った。早速指で圧殺した。隣の苗にも。


 少し離れたナスビの苗から小さな塊が多数地面に向かって落下した。最初はよく判らなかったがカメムシ群であった。隣の苗に近づくとバタバタとカメムシは地面に落ちるのを見た。地面の色とカメムシの土色は良く似ていて保護色となり、発見され難い。
 落ちた瞬間に指でつかみ握りつぶし処分をした。カメムシの立場からすると生きるための知恵なのだろう。何故カメムシは人の接近を察知するのだろうか?

 毎朝、畳8畳の菜園で野菜を見回ろう。野菜は正直で手を抜くとムシ達に優先権を奪われてしまう。