広島県大雨災害で感じたこと

 今朝の新聞をみると今回の大雨による死者108人、行方不明者12人の大惨事。
 台風にしろ線状降水帯にしろ九州と四国の間にある豊後水道のぽっかり空いた空間が通過し易いことにもよるらしい。私の住む地域で土砂崩れはなかったが次には無事にすむか、どうか解らない。山沿いまで伸びた住宅団地は土砂崩れの起きた広島、呉地方とよく似た地形である。

 4年前多くの死者を出した広島安佐南区の現場を直接見たとき、それほどの急傾斜地ではなく、広島市ではまだ多くの類似した住宅団地用造成地があり安佐南区だけの問題ではないと思った。

 今回の大雨で備三(尾道、三原)地区にも避難勧告、避難指示が全区域に出たにも関わらず避難はしなかった。住まいの近くに2か所も避難場所があるにも関わらず逃げようと言う気が起こらず行動は伴はなかった。まず逃げること、5分間が生死を分ける。(今回の証言者談による)

 大雨後20年ぶり断水を経験した。2~3日前から解除になったが水の大事さを痛感した。まず1番困るのはトイレの水である。いきなりの断水ではなかったので風呂に水をためる余裕があったが、3~4日分しか持たない。

1)妻のネットワークはすごいものでまだ水の出る友人を探してもらい水をしてくる。おまけにシャワーまでお借りする。常日ごろ、ご近所さんとか友人との付き合いが大事だと思った。

2)生活用水にしろ飲料水にしろ保管すべき容器がないと困る。それからホームセンターに行っても売り切れで事前に準備が必要である。断水解除になって2~3日後ホームセンターに行くと水保管用ポリタンクが売られていたが半日後には完売であった。

3)近くに以外と知られていない湧き水の場所があるので調べておくと大変便利。

4)断水のニュースは大々的に報道はされないが、たまたま歯科医に行って聞いたほ ど。行政のホームページを気をつけて見ること。

 私の驚いたのは仕事を持つ妻の行動で水がなくなった時の家族の食事をどうするか?
米飯をやめて代用になる食料を買い込む。紙コップなど使い捨ての食器類を準備する。
スーパやコンビニでは商品は売り切れて何もない。早く的確に動くことが大事であるがある程度常備用したらどうか。とにかく女性はすごい生活力があると思った。