独立行政法人の水資源機構の海水変換装置が広島県三原市の三原港・西側に設置され給水を始めた。
7月15日の朝刊に掲載されたので見に行った。
写真上は第1工程の砂による「ろ過装置部」
写真下は第2工程の「逆浸透膜によるフィルター装置部」
海水を汲み上げ1日35トンの真水を作り出す装置で約3000万円らしい。ラニングコストはエンジン関係やフィルター交換などそう大してかからないと言う。
10年か20年前に同じように海水淡水化装置が考案され数億円かかると聞いたことがあるがあれはどうなったのか?水資源のないアフリカ諸国に期待されていると聞いたことがある。
本装置はトラック1台に乗せて必要な地域に簡単に移動できると言うが島しょ部に限定され今困っている内陸部には適応外である。もう一つシリーズ化されて第2工程のみの装置で1日50トンの生産能力で約5000万円のものもあり三原港西側に設置されて給水されている。
いずれも水質検査に合格しており、試しにコップ1杯の水を飲んだが水道水と変わりない。
ただ三原市では一部の地域を除き断水が解除されており給水に現れる人は少ない。