長嶋三奈の熱闘甲子園を見て(選挙で選ぶベンチ入り選手)

 猛暑・熱帯夜が連日・連夜続く今日深夜3時前に目覚めた。テレビをつけると熱闘甲子園で「僕等に野球が与えるもの」のサブテーマで佐世保市九州学園高校の密着取材の物語りが流れていた。内容はベンチ入りの20人を部員全員の選挙で選ぶ方法。選挙の前に数回の練習試合を行い、個人の技量・やる気等を確かめる。

 1番~20番の背番号一つづつ部員が立候補し何故その番号が欲しいかを演説する。選挙には監督や選手の家族が参加の中で行われる。非常に変わった方法である。
 3年生投手で一度も背番号をもらわなかった子供も立候補したが落選した。そして応援団としてスタンドから応援する。県予選で敗退するがその子供に暗さはなくただ関係者に感謝がしたいと言っていた。

 ベンチ入りを監督が選ぶのがいいのか、選挙で選ぶのがいいのか判らない。
 しかし自分の意見を述べる機会があると言うのはその後の子供の将来にとってプラスだと感じた。高校球児で甲子園に出られる子供は一握りに過ぎない。甲子園で活躍する子供もいずれは敗退・涙・挫折を味わうことになるが、その経験はその後の人生を多いに左右すると思う。

 自分は広島県予選を必ず見に行く高校野球フアンである。どんな試合にも高校生がその日のために頑張ってきた姿は爺さんにとって、エネルギーを感じる。