プロ野球 3軍の選手達

 華々しいプロ野球界を底辺で支える3軍選手の実態についてあまり語られてこなかったが、昨日ネットのU-tubu を見て驚いた。
 実は巨人軍の3軍選手の一部報道であるが、私は巨人軍のフアンではない。

 巨人軍の選手層は1軍28名
         2軍48名
         3軍23名  の人員構成である。

 3軍の特徴は契約金なし、年棒平均240万円の育成選手を言うらしい。3軍選手は自分達の事をプロ野球選手ではないと言っていた。
 それと1軍選手で怪我や故障のためリハビリを行う選手が所属するグループらしい。

 U-tubu の物語りは支配下登録選手(いわゆる2軍登録で、1軍への登用も可能な選手層)の本年度の打ち切りを8月始めに球団側が発表するところから始まる。
 1年間頑張ってきたが、今年はこれで終わりと宣告される。

 23名の選手達の心情は・・・来季の契約解除の可能性もある。いわゆる崖っぷちに追いやられた心境になる。3軍は最近、年間100試合が組まれ練習の場があたえられていて、8月以降の練習や試合には落胆の気配も出ると言われる。

 その中で黙々と練習を重ねる、芳川ちから選手をクローズアップしていた。
 入団5年目で本当の崖っぷちの選手である。入団直後打てる捕手として期待されたが、当時巨人には阿部捕手、相川捕手、さらには小林誠二捕手、昨年には大城捕手など次から次へと競争相手が現れて出番がなくなった。捕手から1塁手へのコンバートを図ったが試合中に走者とぶつかり肉離れを起こし戦線離脱。やっと復帰しての孤独な練習を繰り返している。

 10月のドラフト指名のセレモニーの中で育成選手として指名される選手達も少なくはないが、すでにふるいにかけられる戦いが始まる。
 しかしこの育成から這い上がった選手でソフトバンク千賀投手など埋もれた宝もいる。最近では育成から出発した巨人メルセデスカープバティスタなど多くいる、気分を持ち直して頑張ってほしい。