画家・河相優 遺作展を見て

 あの狂った様な夏の暑さを忘れ、今朝の温度計は23度湿度73%を示し、外はしとしと秋雨が降っている。畳8畳の家庭菜園は夏野菜の仕事を終え、わずかナスの木2本が残って玉ねぎ植えを待っている。天才バガボンのパパ・スタイルでは肌寒く七分袖の上着を着こんだ。

 2日前NHKの番組「仕事の流儀」で40歳半ばの女性コンサルの成功の生きざまを見た。成功する人は若い時から人生にかける覚悟が違うことを思い知った。
 70代の自分に今からどうもがいたところで足元にも及ぶまいが、下手な鉄炮で中途半端ではあるが多分野で得た経験を集合すれば何とかなるのかも知れない。何せ70年以上も生きてきたのだから。80歳が希望寿命なのでまだあと8年はある。何とかインテグレートして少しは世の中の為になりたい。

 昨日は30度近く温度が上昇して車のクーラを入れt運転をしながら福山市神辺町の菅茶山記念館で開催中の河相優・遺作展を見に行った。
 菅茶山も河相優氏も良くは知らなかったが河相優氏の絵は人を引き付けるものがある。絵のモットーは「風の、流れるような絵がいい」と緑多い自然を描く名人かもしれない。油彩画、水彩画の風景画・数十点が展示してあり人口40万都市福山には優れた画家が多いことも知った。
 この感動は絵を描いてみたいという気持ちにさせられた。筆を置いてもう2年になるが一度中断すると再開するのにエネルギーが必要である。涼しくなった事でもあり。