阪神タイガース金本監督へのファンの思い

 昼間に見た番組アンビリバボーの中で紹介された「働く人達が日本で一番幸せな会社」日本理化学工業での知的障害者雇用をとりあげた番組の中で、究極の人間の4つの幸せとは・愛されること・役にたつこと・必要にされることの3つは記憶にあるがもう一つが思い出せず真夜中の2時半頃起きだしてネットを見て褒められることが解った。
 ついでに紹介しておくと、この会社はチョークを生産する会社で知的障害者を製造ラインで雇用し全従業員50名程度の内約70%が障害者である。会社経営者の苦労は大変であったと思われるが、都度アイデアを出して切り抜けてきた会社である。

 

 そのついでに記事を見ていると、阪神タイガースが地元最終日の試合を終えて金本監督がリーグ最下位になった謝罪をしたとの事。その中で一人の選手を育てるのがこんなに難しい・・・と言ったらしい。(直接聞いたわけではないので)

 これに対し阪神タイガースのファンはツイッターで金本監督を総攻撃するいわゆる炎上である。プロ野球の監督は高収入の割に心労の多い仕事である。その上結果に対し非常に厳しい局面に立たされる。当然「ファンは辞めろ」であるが辞めないのがこれまたプロ野球の監督である。昔ソフトバンク(旧ダイエイ)の監督であった世界の王さんであっても負け試合終了後球場を去る時には罵声と共に物を投げられるシーンを思い出す。

 セリーグのチーム成績不振で監督を辞めるチームは巨人、DNA(監督続行になったが)中日と3・4・5位のチームである。6位のチームが監督続行には首をかしげる
 私は阪神タイガースのフアンではないのでよそ者が口を挟む余地はないが、試合を見ていて明らかに采配がおかしいと思えるケースは1度や2度ではなかった。ファンが怒るのも無理はない。

 「選手を育てるのが難しい」と公然と言うべき事ではなかろう。自分自身カープに育てられた恩を後足で砂をけるようして出て行った金本監督が使う言葉ではない。
 それに彼の発言は選手が育たなかったと他人事に聞こえる。育てるのが監督はじめ上層部の仕事ではないのか。
 巨人の高橋由伸監督は岡本選手、田中選手、吉川選手(怪我で休場)など若手を育てて来た。それにCS権利も得た。それなのに優勝できなかったと辞任をするのである。

 阪神タイガースのファンが怒るのも無理はない。先出しの会社でも相当の知恵と苦労でもって障害者社員を育てたに違いない。