昨夜テレビをザッピングをしていると懐かしい歌声が聞こえてきた。
BS朝日放送の昭和の偉人伝・望郷歌謡の星 三橋美智也を扱う番組であった。
ゲストに歌手小椋圭、南こうせつが登場する。昭和40年代前半学生運動と共に生まれたフォークソンググループは皆三橋美智也の歌に憧れた若者であったと述べる。
三橋美智也は1930年(昭和5年)函館生まれで1996年(平成8年)大阪で65歳の生涯を閉じた昭和を代表する歌手であった。両ゲストは三橋美智也の美声と歌の上手さを絶賛する。こぶしの上手さは民謡出身の歌手ならではのこと。声質は田舎のかおりがする持ち主であったと感じている。
レコード売り上げが300万枚に達したといわれる名曲「古城」の出現には、レコード会社のスタッフの努力があったと伝えられる。三橋美智也の声と歌唱力をもって日本の歌として残る努力をしたらしい。この歌のモデルとなったのは石川県七尾市の七尾城で主人公は上杉謙信といわれている。はじめ大分県の竹田市の岡城(滝廉太郎の荒城の月のモデル)と思っていたがそうではないらしい。
以下古城の歌詞は
松風騒ぐ 丘の上
古城よ独り 何偲ぶ
栄華の夢を 胸に追い
ああ 仰げば侘し 天守閣
懐かしい歌である。彼はミリオンセラーなる30曲を歌っている。
古城 300万
リンゴ村、星屑の町 270万
哀愁列車 250万
夕焼けトンビ 220万
達者でな 220万
女船頭歌 200万
武田節 150万
・
・
等である。自分の最も好きな歌は「達者でな」である。
上記のどの歌の名前を聞いても懐かしく日本人の心をうつ歌である。
今年で没後22年を迎えるが三橋美智也の名前と歌声は永遠に日本人の心に残る歌であることは間違いない。