稀勢の里 どうするんだろう?

 稀勢の里横綱在位11場所の内完全に勤めたのは2場所である。
 不戦敗になった玉鷲と取り組めば5連敗になる可能性が大であり、事を防ぐ休場だと朝の番組の評論家は言っていた。「怪我を治して来場所にかける」と稀勢の里は毎度同じことを言ってきたが、いつ終わるんだろう?

 稀勢の里の大怪我の原因になった取組相手・元大関照ノ富士は膝の怪我で大関を陥落し今では幕下27枚目で怪我に苦しんでいるそうで、横綱大関はこれほどまでに処遇に差がある。仮にその当時稀勢の里大関であったとしたら、すでに引退していてもおかしくはない。だから横綱の責任は重大である。
 来場所にかける、来場所にかけると言ってきた横綱のそれはいつになるのだろうか?
 年齢32歳もうピークを過ぎたとみられる横綱にとってどういう姿が理想の終焉なのか?
 反面、横綱審議会や相撲協会はどう考えているのだろうか?
 26日に横審・定例会があり激励・注意。引退勧告の3つの決議のうちからの結論が予想されるが、まさか激励はありえまい。稀勢の里自身も地位に執着せず、ここまできたら潔い結論もよいのではないか。来場所がもっと良くなるとは思えない。