せめて余生は楽しく

 最近町内でお亡くになられる方が多く、今月に入って2人目である。家の真向かいの方はつい1週間前に玄関回りの掃除をしておられたのに人の命は解らないものである。最近では葬儀は家族葬で済まされる家が多く後日町内の回覧で知ることが多い。その中で元会社の先輩の奥様が亡くなられたことを知り友人と共にお悔やみの挨拶に出向いた。
 ご主人82歳奥様享年77歳で膵臓がんで亡くなられたことを聞いた。同じ町内に住む者の一人としてご夫婦は仲睦まじいご夫婦に思えた。
  家の中に入って驚いたのは50個を超えるトロフィーや盾が所狭しと並べられていた。これでも整理した残りだと言われる。45歳位からマラソンを始め55歳位でピークを迎えたらしい。全国のマラソン・イベントを探し夫婦で当地を訪れてはご主人がフルマラソンハーフマラソンを完走しては優勝トロフィーや盾をもらって帰り、スイスのローザンヌ・マラソンにも行ったことがあると説明されていた。ご夫婦にとって良き思い出で簡単には始末は出来ないと思えた。1年半の奥様の介護で運動が出来ず体重が5㎏も増え今から調整が必要らしい。

 私の友人も72歳、私と同い年で後10年が余命との自覚を持っている。
 3人の共通した言葉は「いかに楽しく余生を生き抜くか」であるに達した。(私の場合は貧乏しても妻よりは先に逝きたいと願っている)
  昨日久しぶりにウクレレ教室に参加した。
 私自身の出席率は70%である。休んだ次の週の練習日は足が重い。もし休めばこのまま終わりになりそうであるが、ウクレレの弦をつま弾くと自然に出かける心準備になる。
 教室では「お嫁においで」のメロディーとコードの演習である。
 自宅ではほとんど練習をしないので教室のみがたよりである。今日は復習してみよう。