ゴーン氏はどうなるのか

 ゴーン氏の今後はどうなるのだろうか?
 日産自動車前会長のゴーン氏は金融商品取引法違反で逮捕・起訴されている。
 この時点でフランス政府は「現在のルノーと日産の株の持ち合いを尊重して提携が強化されることを望む。引き続きルノーのトップが3社連合のトップを務めることが望ましいと日本政府側との認識が一致した」とマスコミで発表されている。

 日産側は株の持ち合いも含め対等な関係を結びたいのが本音である。その背景には
 売上            販売台数
 ルノー    日産     ルノー    日産
 7.7兆円    12兆円    376万台   577万台
 と日産はルノーを完全にしのいでいるにも拘らず出資比率はルノー43%日産15%のアンバランスが現在まで続いている。
 そもそもルノーはフランス国営企業マクロン大統領はルノーの15%株主でもある。  現在のフランス経済は失業率10%程で日産がルノーから離れれば大変なことになる。
  日産の「利益と技術」はルノーに(フランス)に巻き上げられ日産には面白くない状況が続いており、今回の事件がクーデターではないかと世間を騒がせている。
 その上、日産の資金を私的流用したとして再逮捕された。
 ゴーン氏は頭の良い人なのでそう簡単には尻尾を出さない上に資金や資産を全世界にばらまき簡単には証拠を押さえることが出来ず特捜部は拘留期間の延長を重ねてきたのであろうと推察する。
 自分は経済評論家ではないので本当の事は解らない。
 日本に1年に3分の1しか滞在しないで数十億の富が得られる不思議を感じる。
 しかも20年前に日産の負債を短期間にV字回復した功績とは言え、会社を縮小し2万人の首を切った結果の功績を20年間も受け続ける不思議さもある。
 釈放後名誉回復のため記者会見を行うと言うが誰が信じるのだろうか?
 ルノーの会社でこれと同じ事を行わないのは日本と日本人を馬鹿にしているからだろうか?いずれにせよこの裁判は相当長引くだろう?