昨日NHKの大相撲中継に落語家三遊亭好楽師匠がグエスト出演していた。
アナウンサーとのやりとりで往年の名力士・信夫山(しのぶやま)の名前が飛出し白黒のビデオで昔の一番が紹介された。(初代若乃花との対戦で信夫山が勝利したもの)
信夫山は福島県出身、元関脇の力士でもろ差しの名人と言われた。殊勲賞・敢闘賞各1回技能賞6回受賞している。金星も5つと師匠は力を入れて語る。
それもそのはず好楽師匠は信夫山のファンだと言う。
実を言うと自分も信夫山の大ファンで早い立ち合いからもろ差しの速攻は好きな取り口である。信夫山の名前を聞いただけで満足なのに昔の白黒ビデオまで見せてもらい大満足であった。
三遊亭好楽師匠は笑点の大喜利で下ネタをちょこちょこ使う落語家だと言う以外に他をよく知らない。年齢は昭和21年生まれの72歳。私と同い年である。
私が信夫山を知ったのは昭和30年頃で丁度町中の電気店にテレビジョンが顔を見せ始めた頃だった思う。
現在の少年・少女のように多様な楽しみかたがあるわけではなく校庭で相撲をとる程度しかなかった。そんな中で電車道と言われた速攻相撲の信夫山に人気が集中したのかも知れない。現在の力士にだぶらせれば妙義龍のような玄人好みする相撲取りである。
1昨日妙義龍と対戦した御嶽海は膝の故障で昨日休場した。
見る限りそんな激しい取り口ではなかったのに何故と疑問が芽生える。
今場所の優勝候補とまで言われた御嶽海が故障とは?
今場所は稀勢の里の引退、横綱鶴竜、大関栃ノ心、小結御嶽海、と故障者が多い。
相撲協会は暴力根絶のスローガンを掲げ勉強会を行っているが、次はいかにしたら怪我が防げるかの講習会を行うべきであろう。格闘技であるから怪我はいたしかたないとは言え力士生命を縮めることになりかねない。
少し前、横綱がもっとも近いと言われた元大関照ノ富士は両膝の故障で現在どこまで番付を落としているのだろうか?
無事これ名馬なり