スコットランド独立運動再び

 台風19号は風台風(風速75m/s)雨1000mmと大型で猛烈なクラスと言われ(外国ではSuper台風とも呼ばれた)、甚大な水被害を残し日本列島から去り消滅した。
 今日の天気予報では新しく台風20号の卵らしい熱帯性低気圧が南の海上に発生したと発表した。まったくいやな予報で頭が重くなる。
 台風19号のためワールドカップラグビーは一部中止になった試合もあったが、日本はスコットランド戦を28:21で勝利し歴史に残るベスト8まで上り詰めた。
 おめでとう御座います。後は1戦1戦歴史を塗り替えひょっとしたらひょっとするかも知れない域に入ってきた。

 新しく日本のラグビー史を塗り替えた相手はスコットランドである。
 そのスコットランドで何が起こっているのかあまり日本では報道されないが今年の10月5日にスコットランドで20万人がイギリスからの独立を歌うデモが行われたとネットで知らされた。

 イギリスには一度行った事があるが生活したことはないので詳しくはない。
 ワールドカップ戦にてイギリス・アイルランドウェールズと我々から見ると地図上でもみな同じイギリス国と思えるが、これは各国とも王国で1707年にグレート・ブリテン王国が成立した
 スコットランドグレートブリテン島の北部に3分の1の領土を占め本島とは別に790以上の島々から構成されている。最大の都市はグラスゴー、首都はエディンバラである。スコットランドの法制度・教育・裁判制度はイングランドウエールズ北アイルランドから独立したものである。

 2014年スコットランドの独立の是非を問う住民投票を実施した時、反対55%で独立は否定された。その後イギリスのEU離脱国民投票スコットランドの62%がEU残留を示した。スコットランドは人口530万人(イギリスの8.4%)面積は7.8平方kmで北海道の面積と人口によく似ている。
 スコットランドの独立の理由には「生活が豊かになる、中央政府に意見があまり反映されない」2つの理由かららしいがEU自身はあまり歓迎をしてないとも言われている。
 スコットランド北海油田や原潜基地など保有しており且つゴルフ、カーリングの発祥の地として有名である。もちろんスコッチウイスキーの生産地でもある。

 イギリスはスコットランドの独立を許さないであろう。
 イギリス自身EUからの離脱問題も鮮明ではない時、その上これら国内自身の問題むはらみEUからの離脱が本当に出来るのか世界中の注目の的になっている。
 大勢のデモと言えば韓国、香港そしてスコットランドである。
 スコットランドの独立推進派は来年5月に住民投票を実施したいらしいが北アイルランドの問題を含めどう解決するのであろうか。メイ首相・ジョンソン首相と2人の首相が頭を悩まし、悩ました離脱問題は大きな波紋を迎える時期になる。