昨夜のNHK逆転の人生(認知症患者の在宅介護)

昨夜のNHKテレビ番組「逆転の人生」を見た。

テーマは認知症の父親の在宅介護で少し目を離したすきに父親は外出して駅まで歩き電車に乗って隣駅まで至った。そしてホームの端の扉からホームに降り電車にひかれて亡くなった。

 その後JR東海から損害約720万円の支払を請求され最高裁まで裁判は続いた。

 認知症患者の介護責任をめぐり個人にその責任を求めた日本で初の裁判になった。
 結局は認知症患者の在宅介護の家族の責任は認められないことになった。
 私が感じたことは立場が逆になったらなにがしかの費用の損害賠償を求めることは出来ないのか?

 この裁判以降認知症患者の保険が世の中で流行し始めたとテレビでは言っていた。
 それに自分が認知症になったらと恐れを強く感じた。

 最近他人との会話で単語が容易にでてこないで話し相手の助を得て会話が成立することが多い。こういうことが頻繁に起こると外に出て他人とあまり話し合おうという気がしなくなりそれが積もればまた認知症を進める原因にならないか心配となる。

 高齢者の5人に1人は認知症になる恐れがあるといわれる現代。どうしてそれを防いだら良いのか思案のしどころである。