高齢者は時代劇がお好き

昨年11月、脊柱管狭窄症手術のため入院していた時に入院患者の発言を聞いた。

「私は時代劇ドラマしか見ない」
と80代のおじいさんが声高に看護師と会話している。

 自分より少し年配の人だけど私もまったく同感である。

 高齢者になるとテレビを見る時間が長くなるのも当然である。

 我々夫婦も同様の傾向にある。
 時間がとれない時はビデオで録画する。

で、どんな番組を見るのかと言えば

 伝七捕り物帖、銭形平次剣客商売鬼平犯科帳、三屋清左衛門などである。加えてNHKの時代劇番組である。

 伝七捕り物帖は過去9年間半にわたり放送されたと聞く。主役は4代目中村梅之助で2016年に亡くなられている。息子さんは中村梅雀さん。現在BS放送で月曜から金曜日まで午後6時から毎日放送されている。

 銭形平次は明神下の岡っ引きで現在も再放送されている。主演は北大路欣也さんで現在76歳。同じく主演の三屋清左衛門残日録で円熟味をふんだんに披露している。

 伝七と銭形平次の主題歌は橋幸夫舟木一夫がそれぞれ歌い上げるが、つくずく橋幸夫の歌唱力のうまさに感心している。ほぼ同世代ながら当時10年に一人出るか出ないかと言われた歌手である。

 剣客商売で今は亡き藤田まことさん主演も捨てがたい。それと鬼平犯科帖の2代目中村吉右衛門さん76歳と毎週楽しみにしている。

 現在時代劇専門チャンネルが安価で見れると宣伝されているが、それを見始めると他の事ができなくなり現状で良いと思う。

 これら時代劇ドラマは連続物ではなくその日のうちに完結しストーリが単純で江戸時代の庶民の生活がしのばれる等長所もたくさんある。
  必ず悪代官やならず者が出てきて今の政治家と重ね合わせることもできる。