小さな村の物語イタリア

 昨日10月23日放送の小さな村の物語イタリアはピエモンテ州のヴェナウスのある家族を紹介していた。主人公の女性は2歳の時父親を事故でなくし以後母親に育てられ自分の家族を持つ大所帯の生活を紹介するものである。(ピエモンテ州はミラノから西方でフランスとの国境の近くにある)

 そんなに豊ではないごく普通の家庭の団欒は夕食で主人公は料理ずきで家族に野菜スープなどたっぷりと時間をかけて煮込んだ料理をふるまう。

 主人公(女性)もその母親も料理好きと紹介されていた。

 私の妻も大変料理好きである。今食事が終わったのにもう次の支度にかかるぐらい。

 それは別に日本の家庭では正月・盆位が家族皆が集まり食事と会話を楽しむ習慣しかないのでは。

 家族そろって食事をするのはなかなか良いものであるが我が家では皆バラバラでうらやましく思う。とくに自分は5分で食べることを終える。1時間かけて作ってそうだと時には文句の一つもでるが。

 料理の種類にもよるがオデンやすき焼きなど鍋をつつくときは全員揃わないと楽しくはない。

 スペインの小さな村のバスク州デバ(人口2500人)に住んでいた頃友人の家に何度となく招待された時とかレストランで食べた料理に豆料理が多かったことを思い出す。

 豆は小さなレンズマメ(小豆に似ている)ものからグリーンピースやソラマメ大のものまであり味付けも素朴でそれが主食となっていた。それにパンを添えて食べる。

 現在、日本ではあまり豆類を主食としてはたべない。

 私がまだ小さい頃隣に豆を作って行商をしておられ余計に豆料理が懐かしい。

 戦後のどさくさ紛れに何でも他人より得意なもので生計をたてられた時代があったのだと思う。

 家庭での豆料理はビールのつまみの枝豆をよく食べる。

 妻はゼンザイに豆を水にかしてから煮込み若干の塩味と砂糖で味をつけて一人で食べているのを見かける。糖尿病のせいか私にはススメナイ。