秋分の日とオハギ

 秋分の日は9月23日で昼と夜の時間が同一と思った。

 昔はお彼岸と言い、先祖供養をする日とまで言われていたが現在はどうだろうか?

それと寒さ、暑さも彼岸までとも言われているがそのとおり最近急激に気温が下がってきて夏蒲団にもう1枚必要な感じである。

 秋分の日で忘れてはならないのがオハギである。

若い人達にオハギと言ってもわからないのかもしれないが、もち米を混ぜてご飯を炊き

ご飯を丸めてアンコで覆って食べる日本独特の食べ物である。

 これを仏壇に飾りご先祖様にお供えする。

 しかし昨今ではこのオハギを家庭で作ることはまずないのでは?スーパーやコンビニで売っているし作るのがメンドクサイからだと思う。

 私の古女房は大体春分の日秋分の日にはオハギをつくり仏壇に供え、親しいご近所にもおすそ分けをしている。

 女房の作るオハギは甘すぎることなく私好みのアンコで作る。

 1回でも1年でも開けると作り方を忘れると言う。

 思うに女房の母親がお彼岸にはオハギを作っていたのではないだろうか?

 文化は親から子へと伝えられていくものだろう。

 巻きずし、バラ寿司やヌタなど日本料理の分類のど真ん中の家庭料理である。

昔スペインに住んでいた頃に味わったパエリアはスペインの家庭料理であり各家庭で少しずつ味が異なりお客が来た場合はパエリアを作ってもてなす。これもスペイン文化である。

 ちょっと昔スペインから帰国した頃はこのパエリアを時々作っていた。今はもう忘れてしまっているが。