三菱商事と洋上発電開発

今朝は8時半から税務署へ確定申告の整理券をもらいに列に並んだ。

車内で1時間税務署内で2時間も待たされたが修正申告は無事終わった。

税務署内は椅子もなく膝の痛みと戦いながら2時間を待った、税務署ももう少し考えてほしい。確定申告に来る人は若い人は少ない。

 

 さて今日の新聞をみていると「洋上風力進む価格破壊」の見出しがある。

 経済産業省、国土交通両省は昨年末秋田・千葉県沖の3海域の洋上風力発電事業所として三菱商事を中核とする企業連合を選んだ。

 発電費用の圧倒的な安さが決め手だったらしい。

 2050年の2酸化炭素排出実質ゼロを目指す政府の「グリーン成長戦略」は洋上風力発電を柱の一つに掲げている。

 政府は49年までに原発40基分にあたる3000万~4500万キロワットの導入を目指している。

 千葉県銚子沖と秋田県沖2海域の入札には2~5陣営が参加しすべて三菱商事中部電力が選ばれた。3海域の合計出力は170万キロワットと中規模の原発2基分に相当する。

 今回三菱陣営は20年間にわたり銚子沖で1kwh16.5円秋田県沖で12円~13.3円で売電計画を提示した。政府の予想価格の29円を大きく下回る。コストが高いと言われてきた常識を覆し陸上風力より安く事業用の太陽光に匹敵する。

 三菱商事の価格破壊の要因は発電施設の設計から建設・運用保守までの全工程のリスクを細部までつめた上で効率化を徹底したノウハウにあるらしい。

 エネルギー事業を手掛ける商社は海外案件には人材を派遣せず出資にとどめるケースが少なくないが三菱商事は欧州で洋上風力発電の7プロジェクトに参加し社員に経験をつませた。

 洋上風力発電を手がけるオランダのエネコ社を5000憶円で買収し欧州で実際に洋上風力発電に取り組んで人材を取り込んだことが大きい。

 

私が思うに商事会社が国策に叶ったエネルギー事業に独自の開発計画をたて実業化する姿勢は他社への大きな刺激になり今後ますますエネルギー改革が進むと思われる。

エネルギー事業の老舗会社は大いに見習いもっと良いものを世の中に算出してほしい。