喋らないと思っていた2人の力士

 昨日の大相撲のテレビ解説者は元横綱稀勢の里(現荒磯親方)だった。
現役の時代にはほとんど寡黙で通した力士であった。それに関脇・貴景勝も同じと思っていたが2人とも荒磯親方は引退後、貴景勝大関昇進後共に喋る人だと思い直した。

 荒磯親方の解説は現役引退からまだ時間経過が短いためか、横綱の経験の含蓄からなのか相撲の分析は巧みなものがある。相撲博士を名乗る舞の海とは深さが全く異なる。舞の海はこれを生業としているのでそれ以上のことは言えないが。
 今日12日目の取組で貴景勝は10勝をあげ大関復帰を果たしたのみならず一人優勝戦線のトップに躍り出た。関脇・御嶽海を含む5人は3敗で後を追う。明日は貴景勝豪栄道の取組でこれで貴景勝が勝てばほぼ優勝であろうとも言われている。

 カド番大関栃ノ心は7敗となり大関の位置を保つのは難しい。
 今場所も横綱2人が休場したがもう慣れていてもいなくてもあまり関係ないような気がする。大関にカド番があるのだから横綱にもそれ相応の成文化したルールを作ってはどうだろうか?横綱審議会がその役目を持っているのだろうが甘いと思うのは私1人ではなかろう。でもそんな事をしたら横綱がいなくなってしまうのでそれはなかろう。

 話が変わるが最近行司さんが土俵から陥落する場面が目立つ。取組をしっかり見る位置を確保することと自分の安全な位置を確保することが難しいのだろう。まあ怪我をしない程度に頑張ってもらえば良い。