大相撲大坂場所無事終わり、浅乃山大関へ

 今朝のニュースでイタリアのコロナウイルスの死者が5000人を超えたと報道された。 広島県フィリッピン出張の男性2人が新しく感染者となった。
 オリンピック東京大会を延期するのかどうかIOCが前言をひるがえし臨時IOC委員会を4週間以内に開催すると言っている。
 中国武漢でのインフル流行からオリンピック開催が無理筋と思っていたがここに来てヨーロッパに爆発的な広がりをみせる感染者や死者の数は誰がみても開催はダメだと思うに違いない。

 安部総理や都知事は開催を信じてやまなかったが現在はどうだろうか?

 オリンピックの前に国民や都民の安全を一番に考えるべきだが、それついて一言も出ないのは何故だろうか?
 巨額な設備投資を推し進めてきたオリンピック関係者は少しは責任を感じてほしい。今までのメダリストは自分の金を出すこともしないで設備の新設を声高に叫び思い通りにしてきた。まあそれは仕方がない、皆そぞれのスポーツ団体の要職についているのだから。我々一般国民は関係ない話であるが。

 プロ野球高校野球もみな開催の自粛をはかりながらそれでもジワジワと感染者数は増加している。そんな状態で史上初めての無観客大相撲は始まり昨日無事終わった。

 白鵬の44回目の優勝で終わったが、白鵬はオリンピックまでは相撲をとると言っていたがオリンピック延期ならどうするのだろうか?彼は35歳である。

 白鵬は確かに強いがもうあきあきしている。日本人の相撲取りはどうしているのだろうか?大関までは登るがそれから陥落・引退が続く。大関は引退前の花道なのだろうか?

 明るいニュースで関脇浅乃山が11勝4敗で来場所大関となる。
 3場所32勝の成績である。強くなったがまだまだ立ち合いの鋭さがもの足りない。
 今場所は隆の勝など若手の台頭が見られるが同じ部屋の大関貴景勝に元気が見られないのはどうしてだろうか?
 5月場所もおそらく又無観客となる恐れは充分にある。
 無観客相撲で気づいた事は呼出しの美声である。いつもは観客の騒音により消されがちな呼出しの美声と節回しにはしびれる。