東京五輪・野球最終予選開催国変更の台湾はコロナ過敏だったのか

 東京五輪・野球部門の最終予選開催国の台湾は開催を断念しメキシコに変更となった。

 五輪の野球は6か国・地域で争われ日本、韓国、メキシコ、イスラエルの出場は決まっている。米大陸予選1位は東京に。そこでの2位・3位は台湾での最終予選で台湾、オーストリア、オランダの5か国で争われる予定であった。

 コロナウイルスの感染拡大を封じてきた台湾であったが、ここにきて感染が急増し外国人の入国も停止となり開催が困難と判断されメキシコへ変更された。

台湾の処置は過敏であったのだろうか? 日本の入国の水際作戦があまいのだろうか?

 東京への選手を含めた関係者は9万人まで減じたと報道されているが、ヨーロッパで活躍するサッカーの中島翔哉選手がポルトガルからUAEへの移籍に伴うコロナ検査改ざん疑惑に巻き込まれ懲役8年の可能性もあると報道されている。(Foot ball Zone webによる)

 選手には厳しい足かせがあるが関係者にはどうなのだろうか?
 関係者の数の方が圧倒的に多い。出国前に羽を伸ばす行動はとめられず両方の国にまたがり感染の可能性もでてくる。
 大相撲の朝の山は感染のニュースはないが、類似のケースも想定される。

 また広島カープのような集団感染が起こった場合競技は中断されるのか?

 どうも日本政府は東京オリンピック開催に向けてまっしぐらである。
 もし開催都市がIOC本部のあるスイスであったり、バッハ会長の母国ドイツの場合開催するのであろうか? 日本で大型のパンデミックが発生してもそれはIOCの問題ではない日本国民が東京都民が莫大な被害を被ることになる。
 日本政府の予想と予測力能力は決して高くはない。
 だからコロナ対策が後手後手に回っている。
 7月後半はまだ梅雨明けの時期ではなく台風到来が予想される。
 その時オリンピックとコロナと気象被害をどうさばいて国民を守っていくのだろうか?
 同じ島国の台湾やニュージランドのような島国がとるべき形はどうあるべきなのか?