東京五輪開催へのハードル

 1昨日の日曜日にNHK杯男子体操の競技を見た。

 競技の結果上位2名の五輪参加が決定されるのを見てオリンピックは開催されるべきと思えた。自分自身オリンピック開催はコロナのため無理だと悲観論者であったが。

 ところが今朝のニュースでカープの菊池亮介・小園・正髄の3選手がウイルス感染したと報道された。菊池選手は39.8度の高熱があるとのこと。

 この2件の報道を見て東京五輪開催はどうあるべきかを考えさせられる。

 今朝のYAHOOニュースの中で興味深い記事があったので紹介させてもらう。
     ( Diamond online)

 「来日する選手、関係者には徹底したPCR検査が義務付けられた。(当初は4日に1度)としていたが、全ての大会関係者に対して出国前96時間以内に2回と日本到着時にPCR検査や抗原検査を求める。入国後3日間は毎日検査する」と変更された。選手のほかコーチ、トレーナー、介助者など、選手と行動する人は、4日目以降も毎日検査が行われる。その数は一日6万人に及ぶ。  東京都では連日1万数千件程度の検査数なのに、そんなにできるのか?一般の人々の検査に影響を与えないのか、という不安も生じる。それについては、独自の態勢を整えていると、組織委員会は説明した」

  選手は選手村と競技場を専用車で往復し監視されるが、約9万人近くもいると言われるメディアなどの関係者は一般のホテルに宿泊し行動に制限が課せられても自由行動まで監視が可能だろうか?疑問に思う。現在この関係者の数を減じる検討も行われているらしい。

  招致から開催までの多大な費用等を負担してきた東京都民にとりその上感染被害までを被る恐れのある開催の可否は都議会で議論されているのであろうか?その結果を都知事は新たに宣言すべきでもあろう?

  さらに組織委員会は安心・安全な開催を実行するための対策を透明性を持って都民・国民に説明する義務がある。
 そしてこの2か月間に如何なる状況になれば五輪を中断・中止するのかを前広に説明しておく必要があると心配する。