向田邦子没40周年

  1981年8月22日に向田邦子さんが台湾から帰国途中飛行機事故でなくなられて丁度40周年経過したとつい2~3日前の新聞に記載されていたのを思い出した。

 今年の2月頃テレビ番組で彼女の没40周年の特番放送を偶然にみて向田邦子さんを思いだしブログを書いた記事は下記の通り。
 彼女は1929年(昭和4年11月28日)生まれで私よりも17年も御姉さんでありながら自分にとってはマドンナ的存在であった。
 台湾からの東亜航空103便で帰国の途中航空機事故で51歳の生命を落とした、
 存命なら現在91歳となられたでであろう。

 比較的短命な作家生活の作品は脚本家として「寺内貫太郎一家」にはじまり、作家としては直木賞受賞作品の「思い出トランプ」がある。
 現代の書店では向田作品は展示されることはないのでアマゾンで中古本を手にいれて懐かしく読んでいる。

手許にある本は思い出トランプ、阿修羅のごとく、男どき女とき、隣りの女、父の詫び状、夜中の薔薇 である。
 向田邦子さんは脚本を1000本書かれているので作家と言うより脚本家としての方が有名なのかもしれない。

 私の好きなのは向田邦子さんの生き様である。
 昭和時代の家族思いの長女のあるべき姿を実践しかつ作品にも多くその姿勢が現わされている。あまり本を読まない自分にとって彼女は夏目漱石、吉川栄治、藤沢周平に次ぐお気に入りの作家なのである。