梨園の中心人物2代目中村吉右衛門さん。と言うより長谷川平蔵の鬼平と言うほうが早い。
1944年生まれの77歳で心不全で亡くなられた。数週間前から病状が悪化したと報道されていたがついにと思った。
吉右衛門さんは歌舞伎役者で人間国宝、文化功労者とその役柄は日本を代表する役者である。又梨園には一族が多く有名をはせておられる。
吉右衛門さんフンスル鬼平がテレビ画面に登場するやいなや所為やもの言いは江戸時代に即移入される程役者ぶりである。
惜しむらくはまだ若過ぎるということ。
私ごときボンクラは75歳で吉右衛門さんより2歳も若い。
後2歳で逝く様な雰囲気にはないが、これだけは誰も解らない。
鬼平を見始めたのはここ数年前の再放送ドラマである。
鬼平、剣客商売、伝七捕り物帳、銭形平次の再放送番組であるがまだ生存されているのは平次親分の北大路欣也さんのみである。
二人とも早稲田大学中退や卒業でありお知り合いであったのかも知れない。
そこに渡瀬恒彦が登場する。同じく1944年生まれで吉右衛門さんと同年であり1年浪人して早稲田に入学した経緯がある。残念ながら渡瀬さんは72歳でこの世を去られている。
役者や俳優の寿命は高倉健氏の82歳を基準にみているので吉右衛門さんは少し早い気がする。北大路欣也さんは高倉健さんに言われてから生活の節制に努められたと逸話があるらしく健康に注意されているのであろう。