台風15号の爪痕

 千葉県では台風15号による断水・停電が今なお続いている。
 昨年の西日本豪雨による停電・断水を思い出す。
 自分の住む地区は断水がおよそ10日程続き真夏の水の有難さが身にしみた経験であった。千葉県では断水に停電と2重苦を経験されている。
 断水は水道管の老朽化などの原因が挙げられるのであろうが(昨年の断水は給水ポンプが水に浸かったことが原因であった)停電は電柱の倒壊や塩害によるもので毎年全国津々浦々被害が発生している。

 電柱の風に対する強度は風速40mまででそれを超えると倒壊するとも言われている。それが千葉県の市原市でおおく見られた。
 毎年温暖化による大型で強度化した台風は日本列島を襲い同じように電柱をなぎ倒し長引く停電を引き起こす被害をなくせないものだろうか?

 東京都知事が公約に掲げた電線地中埋設は進んでいるのだろうか?

 ヨーロッパでは電信柱を見ることはあまりない。

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 この写真は人口2500人の小さなデバ村で奥の建物は私が長くすんだアパートであるがこの界隈には電信柱が1本も見えない。電信柱が登場するのはもっと山の手の田園の中だけである。

 海の中に存在する日本列島と言っても過言ではない島国で塩害を受けやすい場所である。今さら地中埋設と言ってもコスト的には大変なことになるだろうが毎年毎年どこかで停電の復旧工事をするぐらいなら思い切って整備をしたら?