韓国と日本の新型コロナウイルス対処法

 昨日韓国の総選挙が実施され与党・文大統領が圧勝したと報道された。

 その理由はコロナ対策の成功例によるものだと報道されている。
 期せずして昨夜のテレビ番組「報道19:30」で韓国のコロナ対策を現地取材した結果を放映していた。
 あれほど爆発的な患者数を示した韓国の現状は1日20数人までその数を減らし、世界の対策モデルになっている。
 ドライブスルー検査はドイツ・フランスが自国に持ち帰り実施しており今後世界のウイルス対策をリードするとまで豪語しているらしい。

 このドキュメントを見てクラスターを潰すやり方とPCR検査の徹底の相違が明らかになった。
 我が国のPCR検査がスムーズに行われない状況つくり(クラスター追跡手法)は限界を超えた失敗によるものである。
 一方韓国ではPCR検査の徹底を体熱検査センターを院外に設け院内感染を絶対におこさない決意のあらわれと捉えた。
 安っぽいコンテナと陰圧装置とカメラによる診察及び完全防備の医師を常駐させている。全国に600か所以上のセンターで1日500回を超える検体検査の回収が行われているらしい。

 これらを見ているとそう費用もかからないし、今日本で起きている院内感染による医療崩壊を起こすことはなかったと思われる。国内でも全くこのシステムがないわけではなく病院の外にテントを張ってもボチボチ出始めている。

 同席したNHKの解説員は日本は医療先進国と思われ勝ちであるが疫病については発展途上国のレベルであると言う。

 布入りマスクを国民に配布とか星野源の歌にコラボする総理はこの国のリーダーではない。解らないのであれば叡智を集めて策を講じるなり、頭を下げて韓国に教えを乞うなどして国民の命を救うことが一番の仕事ではなかろうか?

 今まで忖度制度で官僚を支配してきた慣習では官僚の叡智を結集することなど到底はかれない。
 国会は経済の問題に汲々としている間にも待ったなしで新型コロナウイルスは日本社会の間に増殖している。