パンデミックとどう戦うか

 昨夜午後8時からのNHKBS放送を見た。
 総合司会はなつかしい森田アナウンサーで2008年に放送された番組の再放送であったが、大変ためになる番組であったので紹介しておきたい。
その内容は
 NHKスペシャルが放送された2008年当時、インドネシアにてH5N1型の鳥インフルエンザがヒトへ感染し、猛威を振るっていた。
 ウイルスが変異し、ヒトからヒトへ感染する新型インフルエンザになれば、全世界で最悪1億人の死者が出ると警告された。幸運にもそうはならなかった。
 迫りくるパンデミックにどう備えるか、世界で進む対策の現状を取材した。それから12年、今回のパンデミックで、その対策はどこまで機能したのか。しなかったのか。検証する。
 番組の中から印象に残る2つの事例は
 当時ニューヨークではすでにインフルエンザの脅威にさらされていて検査器や人工呼吸器の備蓄もはじまり、いざと言うときの病棟の開設などあらゆる設備や医療関係の従事者の教育が始まっていた。多すぎる患者を救うため人工呼吸器を装着する順番まで国民的理解を求め確率されたと言う。
 現在切羽詰まったイタリアでは65歳以上の高齢者には装着せず患者に死を選ぶ医療関係者の結論に至っている。

 もう一つは東京都品川区で想定されたパンダミックの町をあげての予行演習が行われ問題点の抽出を図った録画が残っている。

 
 では何故ニューヨークの大規模なコロナ禍が生まれたのかについて同番組に出席された専門家の意見はトランプ大統領の時代になってこの種の研究予算が削られしかも国際的な意見交換の場を失ったとも言われていた。

 イタリアもスペインも財政的圧迫から医療費削減を図った結果がでている。地球温暖化など国際的にまたがる問題にアメリカ・ファーストと声高々と述べるトランプ大統領の政治へのつけで多くのコロナ犠牲者をだしていることにアメリカ国民は何故気がつかないのだろう?

 日本での2008年以前に行われた品川区のパンダミック演習のその後はどうなったのだろうか?
 人類はいつも新型ウイルスと戦わなければならない宿命を帯びている。
 今回の政府の経済支援で世帯30万円支給が20万円まで低下した。
 国民を助けるのであればケチケチせずに出すものを出して休業要請をすればよい。
 アベノミクスに傷がつくとかつかないとかを言ってる場合ではない。

 こうして屁理屈をタレテいる瞬間にもコロナで亡くなる方や感染する方はどんどん増えている。布入りマスクで支持率をあげようと姑息な手段にもあきあきしている。

 まさかと思うがアキエ婦人がオーナーであるから居酒屋を休業要請せずに朝の5時から夜の8時までの営業時間を設定したのだろうか?
 そんなことはないと思うが、これには片腹いたい。誰が朝の5時から居酒屋にいくのだろうか?日中行けるのはせいぜい高齢者ぐらいのものである。
 繁盛する居酒屋は3蜜に充分あてはまってあまりある。
 偉い先生方は居酒屋に行ったことはないのだろうか?