コロナ感染を抑えるため家からの外出を自粛要請した代償の経済ダメージはもうかなり進んでいる。
不況脱却のため30万円やら10万円やらの個人給付金額に国政が右往左往する中一律10万円が決まった。早ければ5月から給付開始と今朝の新聞見出しを見た。
しかし本当にコロナ不況で困っている人達に渡される給付金なら解るが自分達のような年金受給者まで給付されるのには合点がいかぬ。
多くはない年金で何とか生活をしているが、コロナ不況には関係しない自分達にも支給されるのは何故かと疑問を持つ人は私だけではない筈。
その理由を探してみると、コロナ感染でダメージを受けた経済を下支えするための給付金であり貯金に回さずに使うこととある。
それなら積極的に無駄使い否日頃から欲しかったもの食べたかったものにお金を回そうと思う。我家の大蔵大臣にすべて任せることにする。日頃からスーパーのチラシを見ては10円安いとか20円安いとかで走り回る女房の助けになればと思う。
女房は老人介護施設の介護福祉士としてまだ働いている。
67歳と言うのに働く人がいないから仕方なく勤めている。70歳までは労働時間を絞って頑張る予定らしい。
介護施設のクラスター感染が怖い。
もしそうなったらどうするんだろう。
今では家庭で療養する方針らしいが、風呂・トイレも家庭に1つしかない設備では自分も感染する覚悟がいる。その上自分自身は高齢者で糖尿や心臓の持病持ちなのでかかったらもう終わりを意味する。
給付金の心配などしてはおれない。
いかにして感染せずにおれるかを考えなければならない。
後にも先にも家から外出しないことである。
一か月に一度の散髪もやめた。歯医者への掃除治療もやめた。今日予約の取り消し電話を行う。
呑気に見えるだろうが昨日から20号の油絵の仕上げ作業に入った。
あるもので生活を楽しむ以外に何もない。友達と行きつけの居酒屋で酒を飲めるのももっともっと先の事になりそうである。生きていればの話であるが。