元農水次官長男殺害の判決に

 昨日元農水省政務次官の長男殺害の求刑8年に対し懲役6年の判決がなされた。
 裁判員を含むメディアまでが様々なを意見を発しており自分もその内の一人である。
 他人事なので色々書けるが、いざ自分事ならどうするのだろか悩み大きい問題である。 
 我家には40代の2人の息子がいて(1人同居)たまには衝突して声をあらげて大喧嘩をすることもある。長男と次男は性格は全く異なりどちらが良くてどちらが悪いとも言えない。
 長男の方が高学歴ではあるがそれも大した事ではない。
 今回の事件の歴史の一端を見ていると中学生時代の”いじめ””が事の始まりのようにも思える。発達障害は40歳頃についた診断結果と聞くがもう少し早く気が付けばと思える。弱い立場の母親に暴力は向けられ自殺された妹さんにもその傾向があったのかも知れない。
 我家も昔母親に対してその傾向はあったが今はない。
 被告は恐らく早く楽になりたい気持ちから思い切って殺害まで行ったのかもしれない。しかも我々凡人とは異なり東大卒・政務次官の肩書で世間体を気にしない訳がなかろう。どこかに相談をすればと裁判官までが言われるが、どこに相談しても家庭内の問題として処理され解決には至らないだろう?だから自分で問題を抱え込み事件にまでになったのかも知れない。
 今こうしている間にもこの種の問題で毎日を苦しんでいる家庭や家族も少なくはないらしい。

 自分の家庭でもそういう事が起こらないとも限らない。
 極力息子の意見や考えに耳を傾けるように心がけ、親が亡くなった後でも何とか常識的な生活ができるように意見はしているつもりである。
  それでも、仕事に毎日でかけて世間とうまくやっているらしいので言う事はない。
 「子供の教育を間違ったかもしれない」そんな事を言えば子供はもっと哀れになる。 どこの親でも完全な子育てなんてありえない。
 どこかで教育の手抜きをしたり、子供と正面から向き合って来なかった事が今の子供の姿なのかもしれない。
 子供の教育の方法は誰からも教わらない。自分の成長の跡しか参考にはならないが、皆生活が豊かになり自分の部屋を与えられ、昔の皆貧乏な生活をしていた時代とは友達関係・親子関係等昔と変化しているのだろうか?