カルロス・ゴーンの逃亡

 2020年明けましておめでとう御座います。今年は災害もなく無事にオリンピックが実施されることをお祈りいたします。

 釈放金15憶円をつんで釈放中の元日産会長カルロス・ゴーン氏は楽器箱の中に隠れプライベートジェットに乗りトルコ経由で31日合法的にレバノンに入国し法的には問題ないとしている。

 ゴーン氏は報道官を通し

 「私は現在レバノンにいます。もうこれ以上、不正な日本の司法制度にとらわれることはなくなります。日本の司法制度は、国際法・条約下における自国の法的義務を著しく無視しており、有罪が前提で、差別が横行し、基本的人権が否定されています。私は正義から逃げたわけではありません。不正義で、政治的な迫害から逃れたのです。やっと、メディアのみなさんと自由にコミュニケーションを取ることができます。来週から始められることを、楽しみにしております。」

 このコメントが正しいのであれば日本の司法制度は不正義である。
 ゴーン氏は裁判でそれを訴えれば良かったのに。多額の不正資金を懐にしたことに正当性はあったのか裁判で戦えば良かったのに。
 
 この事だけではなく最近の保釈中の事件を多く聞く。裁判には絶対勝つと豪語していた最強弁護団は何をしていたのだろうか?ゴーン氏の家の前には防犯カメラを設置して出入りは充分に注意しているとも言っていた。

 いずれにしろ事件の顛末は明確にされ何が問題であったのかを国民に知らすべきである。世界に向けて検察・弁護団の恥をさらしたとも言われている。

 レバノン政府にゴーン氏の引き渡しを申し込んでも無駄と言われている。
 今レバノンは世界中から資金援助を受けアメリカ・フランスもその中心国である。アメリカ得意のレバノンの資金凍結もありうる。トランプのポチとも言われる総理はそのぐらいのことをトランプ大統領に頼めないのだろうか?