NHK ドラマ・ゴールド

 今日は3月28日、後3日もすれば4月となる。
 毎年4月はもう春。暖かくなり外出も増え1年で一番良い季節なのに今年はコロナのせいであまりうかれられない。尾道の港まつりも中止となった。
 昨夜NHKでドラマ・ゴールドを見た。
 真面目に仕事を終えた老紳士は設定では75歳(私より2歳年長者)の高齢者。
 ある日信号無視で新米警察官に違反切符を切られる。
 老紳士曰く

 「私を誰だと思っているのだ」
 と若い警察官に投げかける。

  免許書はゴールドである。と威張る。

 悪徳政治家いや長年人の上に立つ老人のよく言うセリフである。そして切れる。
   自分は大した人間ではないのでそこまで大言を吐けないが、その心理は解る気がする。 
 その後、警察官の失敗を証拠に残そうとビデオカメラを持って追い回す。
 主演の藤竜也の妻(吉行和子)は大部進んだ認知症である。
 妻の失踪を若い警察官に助けられ自分の信号見落としに気づく。

 1時間ものの短いドラマでもう少しパンチが足らないと感じるが、世代的には主人公の考え・所作はあっていると思える。
 ドラマには知り合った80歳の男性がいてコンビニでブレーキとアクセルを踏み間違えて事故となる。まるでサポートカーの必要性を訴えるようなストーリーであった。

 ドラマを見終えて妻が言うには年寄りは人生のゴールド免許をいつまでも持ち続けているような錯覚をしている。

 妻も又私と似たりよったりの年寄りで私より思い込みが強い事に気付かずにいる。