積極的安楽死なのか

  難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で在宅介護を受けていた京都市の女性患者に依頼され薬物を投与して殺害したと京都府警は7月23日2人の医師を嘱託殺人容疑で逮捕したと今日の朝刊に出ている。
 容疑者は主治医ではなくSNSを通じて知り合い、容疑者の口座には女性から百数十万円の振り込みがあり府警では報酬とみて経緯を調べている。
 事件は昨年11月30日におこったものでかなり慎重な捜査の結果。
 ・女性に死期は迫っていなかった
 ・容疑者2人は主治医ではなかった
 ・金銭が渡っていることなどをあげ
 「安楽死とは考えていない」
 
 日本では当然安楽死は法律で認められていない。
 地球上で最初に安楽死が認められたのは2001年4月10日に合法化されたオランダの安楽死制度であった。ただしそれには条件が伴ってのことで。 

  1.患者は不治の病気を患っていること
  2.耐えられない苦痛に苦しんでいること
   3.自分の生命を終篤させてほしい要請がでていること
  4.患者を手当した医師あるいはその医師が相談した医師が終篤させる

 安楽死はスイスの他にベルギー、ルクセンブルグアメリカの4州(ワシントン、オレゴン、モンタナ、バーモント)が合法化されているらしい。
  
 今回の事件を我が身に置き換えてみると嘱託殺人を誰かに依頼することになり、家族や医師に迷惑がかかる。そんな大金も持ち合わせていないので難しい話である。
 義母の尊厳死を身近にみたがこれも本人や家族は結構苦しみを味会うことになる。

 ピンピンコロリが理想的であるが簡単なことではなかろう、それに現世で善を多く積んでもいないので苦しみながら三途の河を渡るしかないのであろう。
 

    昨夜は苦しみながらカープ阪神に勝利した。
 ルーキー森下投手は良く投げて2勝目を手にした。
 それに一岡投手の直球にスピードが増した。これが一番の勝因なのか?チームが苦しい時誰かが助けに出てくることが必要である。一昨日の野村投手のように。