銭湯とラディオ体操が

 今朝放送中のBSP(NHK)新日本風土記の温泉旅を見ながらブログを書いている。

 火山列島であるから日本の温泉の歴史は相当にふるいのだろう。

 しかも銭湯は日本の住宅事情により公衆浴場としてお金を払って外湯に通う浴場である。現在はその住宅事情が変化し外風呂から内風呂へと変わってきた。

 私の少年時代は戦後で各家庭に風呂など構える余裕などなくて風呂屋を中心に町が展開していたように思える。

 銭湯を利用する客は極端に減少し且つ風呂代の高騰が拍車をかけて店じまいをする銭湯が増え町に1軒もその姿をみることが出来ない状態が広がっている。

 まだ銭湯の存在するのは尾道の限られた地域で利用されている。それは尾道の古い住宅事情で内風呂を設ける余裕がない理由なのかもしれないが。

 スペインの人口2千人の小さな田舎町にしばらく住んだことがあるがこの村にも銭湯はなかった。聞くと数十年前までは銭湯は存在したが内風呂とシャワーの普及により姿を消したという。

 日本は高温多湿の気候条件から1日の疲れは汗を流すことで始まり江戸時代には男女混浴の銭湯が普及したらしい。

 私が6年半滞在したスペインでもう一つ不思議に思ったことは企業や家庭でラヂオ体操をして疲れをいやし生産性を向上させる習慣がないことである。
 ラディオ体操は日本独特の文化なのかもしれない。

 しかし会社を退職して家庭で体操をやる習慣が定着せず・・・女性を中心とした集団体操が増えている。やはり体操は健康には良いが高齢になるとそれから遠のき健康に対しては負のスパイラル現象になるのかもしれないが。