Emergency call 緊急指令室

 2日前のNHKの番組で緊急指令室の実況録画を見た。

 119番に電話をして助けを求める機会はそう多くはない。

 家族が緊急な病気になり1分1秒を争う時に119番は必要であるが最近では軽度の状況でタクシーがわりに救急車を呼ぶケースが増えていると聞く。

 そういう人たちにもこの番組は重要な役割を果たしたと思える。

 緊急とは家族が生死にかかわる状況を言うので家族にはかなり緊迫・緊張した状態になっている。

 病状を正しく簡潔に説明することさえできないし何がどう起こっているのかも頭の中で整理のつかないで電話をするのであるから電話を受け取る側のオペレーターは一層混乱に巻き込まれてしまう。

 そこは毎日の経験で電話をかける相手を落ち着かせ救急車がくるまで病人状況を問いかけたり体の状態を仰向けになるよう指示したり心臓マッサージを指示・指導したりして救急隊員の到着を待つ。

 中には冷静さを失ってオペレータを罵倒する人もいる。

 オペレーターは電話を介して電話の向こうの場面を想像しながら対処している。

 自分に出来るのかどうかは解らぬが先ずは落ち着き興奮を鎮めて電話をすることが肝心なのではなかろうか?

 数年前尾道で日本語教室に通った時のことであるが、日本で働く外国人に救急センターへの連絡の仕方を実際の消防士を招いての訓練に参加したことがある。

 「火事ですか、救急ですか」の質問に答えること及び現住所を正確に伝えることの練習であった。
 この訓練は大変重要であったがさらにAEDの操作も行った。これはちょっと無理があるらしいが現在のAEDは対話式になっておりあまり心配はいらないと聞く。

外国語まで選択ができるか否かは不明であるが。