行きつけの居酒屋閉店。市美術展奨励賞受賞する。

 昨夜は行きつけの居酒屋閉店に伴い常連客が1か月にかけて予約席を埋めた。

 正確に言うと私はこの居酒屋に15年近く通った。

 前にも書いたが「何故今閉店するのか」不思議に思う。

 お客もたくさんいて結構繁盛しているように見えるのに。

 女将は「私にも定年が必要」と言う。

 どうもそれが本音ではなさそうで問い詰めると

 「膝が音をあげている」

すでに膝の手術も行ったがよくならない。

コロナ禍のせいで当分足を運ばなかったための情報不足であった。

この店は女将一人で頑張っているため低価格をキープし味がよくそのうえ客筋が良い。

その為立ちっぱなしが続いているのだろう。

 隣で酒を飲む方は公立高校の数学教師だと言われ、はじめてのめぐり合わせである。

 来年からお客様はどこで酒を飲むのだろう。自分を含めて。

 

 昨夕家を出る時市役所から手紙が届いていた。

 中身は市美術展の奨励賞入賞の連絡と表彰式参列の案内であった。

 美術展はキャンバスサイズが20号から50号の制約があるが自分が提出したのは20号で最も小さなものである。タイトルは尾道風景。

しかも絵を描くことをこれを最後にするつもりであった。

 まさか入賞をねらったものではない。きっと公募する人が少なかったのだろうと思った。何年ぶりおそらく10年近く市美展には提出したことはない。

 後期高齢者になった年寄がもらう賞ではないが、嬉しくもあり恥ずかしさ半々である。今後6月に向け県美展入選めざしもう一仕事しようという気になった。

 いずれにせよ昨夜は酒を飲み過ぎた気がする。