あい引きミンチ

 昨日ニュースか情報番組で牛肉や豚肉が値上がりしているのに合い挽き肉は価格は変わらない。

その理由として見た目の悪い肉を使って合い挽き肉を提供するからである。

たしかにそうでひき肉になれば見てくれも何もない。

 合い挽きで思い出すのはスペインでの単身生活である。

 日本で料理を行った経験が皆無なのにスペインに渡りはじめて自炊の必要性にせばまれた。そこで語学学校に通う男子生徒の料理を見習った。

その料理はスパゲッティ・ミートソース。

それを見てこれならできると確信した。

 実際その必要性にせばまれ買い物は金曜日の夕刻1週間分の材料を購入する。ウイークデイは仕事が忙しく近くのスーパーに買い物に出かけることがかなわなかった。

 ミート・ソースを作るにはひき肉・玉ねぎ・ピーマン・トマトソースを買うが、ひき肉の1週間保存が心配で日本の妻に問うと、ひき肉をサランラップで6等分して冷凍庫で保存し会社に行く前に冷蔵庫にいれておけば帰宅ごには解凍を得ることができると聞いた。

 こうして主なメニュウが出来上がり、次第次第にメニュウも増えて朝ごはんも秋葉原で購入した200Vの炊飯器を持参して味噌汁・野菜さらだ・卵かけ等好みの食事をするようになった。

 スペインでは総菜屋で買うかレストランで食べるかであるが経済的には自炊が一番である。米も売っているが日本のように美味くないが桁違いに安い。

 今女房の作る飯を食べながら我が家の両隣は何を食しているのだろうか?

 我が家の女房の料理はうまいほうだと思う。