紀行小説家 沢木耕太郎氏のインタビューの一言

 沢木耕太郎さんの名前をあまり良く知らなかったが昨年「深夜特急」の本を見て

ヨーロッパ大陸でのアポ無一人旅に少し共感を得て本を読んだことがある。

 氏は自分とほぼ同年代の75歳。

 テレビのインタビューを見て気に入った発言があったのでここにメモしておく。

 高齢者は日に日に失うものが多くそれを嘆く日々も増えてくる。

どうしたらそれから脱却できるかと言う問いに、

「自分にとって大切なものを大事にする事」が失うことの嘆きから解放されるだろう。

 では自分にとって大切なものや事は何であろうと自問する。

お金か・・・・貧乏なのでお金はない。

健康か・・・色々と手術を繰り返し残された健康程度なのだろうか?

家族か・・・・・子供達は自分が生きるのに精いっぱいであまり家族間の大切さを感じられない。それでもやはり妻だけは別格であろう。

趣味か・・・・・絵を描いたり楽器を奏でたりであるが今はそういう時間は持てない。

 こうやって見てみると大切なものとは妻であり趣味である。

 今町内会のことで一杯で、今週は弁護士にあったり再来週は裁判所に行くとか私より公が優先してしまう。はやく片付けて自分の大切なものに接して時間を過ごしたい。