坂本花織 女子フィギュア新女王へ

 今日はクリスマス・イブ、スペイン語では”nochebuena””ノーチェブエナと言う。
 スペインでも若者の宗教離れが進みクリスマス・イブに家庭にて家族で過ごす習慣が希薄になっていると言われている。せめて夜の9時までは家にいてそれから自由行動をとるらしい。

 それはさておき昨夜の女子全日本フィギュア選手権の戦いは迫力のある試合であった。ショートプログラムで出遅れた紀平選手のトリプル・アクスルに注目が集まったがシンデレラガールと言われた坂本花織選手の大逆転で新女王の座に着いた。
4連覇の宮原選手は3位と無念の涙を飲んだことになる。
 紀平選手のトリプル・アクスルはショート・プログラムの結果の得点差8点を一挙に縮める大躍進であったが坂本花織選手の前半・後半の3回転連続ジャンプで紀平選手を圧倒する滑りで完全な勝利であった。
 戦前、坂本選手はオリンピック代表選手として恥ずかしくないスケートを試みると語っていたが立派なダイナミックなプレーであった。全日本女王の座を射止めることで今後堂々の姿勢で世界に向かってほしいものである。

 今大会では紀平選手(16歳)三原選手(17歳)坂本選手(18歳)宮原選手(20歳)と若い女性群の層の厚さを感じさせる日本女子フィギュアスケート界を頼もしく思う大会であった。
 女子の活躍はレスリング、バトミントン、卓球、競泳と多種目に渡る競技で2020の東京オリンピックの活躍が期待できそうである。