前回のNHK72Hドキュメント・シェアーオフィスを見て

 まだ脊柱管狭窄症の痛みが治らない。いずれ手術が必要となるやも。
 そんな状態でNHK72Hドキュメント(シェアーオフィス)をみた。

 ここ1年間に広島市内でもシェアーオフィスが開設したニュースを聞いたことがある。今回はNHKの72Hドキュメントで都内の状況を録画放映していた。

 私はこの番組が好きであるが他の番組との関係で見逃すことも多い。この番組は短時間に不特定多数の人をインタビューするある種、人生模様を写している。

 今回のシェアーオフィスは事務所を他人同士で共用する。且つ情報交換の場となっている。どの程度の金額で借用できるのか知らないが、地方の会社の支社がわりとか事務所を持つにはまだ余裕のない起業家達が間借り人である。

 そんな中で気になる人物がいた。なんと現役高校生である。画集か何かを制作してすでにお客もついているらしい。昼間は暇がないため夜に定時性高校に通って勉強を続けている。本人も素晴らしいが保護者の理解度のすばらしさを感じる。

 普通の家庭なら少しでもよく勉強し良い高校へそして良い大学、企業を望むのが一般的である。我が家庭もそうであったが勉強のことはあまり言わなかった。言えなかった。それは夫婦共稼ぎで貧乏暇なしで毎日を過ごしていたためである。

 良い大学や良い会社に進むよりは子供達に何が適正かの環境をつくり本人に選ばせることが大切ではなかろうか?私達の子供への教育はとっくの昔に終わったようで、自立のできない歩みは罪滅ぼしとして相談相手や話し相手になってやることに務めている。