詳細を承知していないのでコメントを控えたい

 黒川弘務東京高検検事長(63)はコロナ自粛中に産経新聞の社会部記者や朝日新聞の元検察担当記者と賭け麻雀をした事を週刊文春にスクープされ、それを認めて辞意を固めたと報道された。

 これについて菅官房長官は昨日
 「詳細を承知していないのでコメントを差し控えたい」
 と述べた。
 首相官邸の顧問弁護士的検事長は他に比較できない程の表裏で安倍総理の力になったことは誰しもが認めることであろう。
 これに輪をかけ同検事長を定年延長までの法改正をして検事総長にまで昇格させて総理官邸の番人に推し進めようとした法改正案は国民の猛烈な反対を受けてとん挫。
 東京高検検事長までやられた方が賭け麻雀をして職を辞することは本人の嫌気がさしたのではないだろうか?
 三権分立の大名分に政治が検察に介入することに検察の元大先輩や政治評論家などの大反対は本人の出所進退に大きく影響したのでは。
それで一番良い方法は懸けマージャン程度の失態で辞職が現状の問題解決に最善の方法だと考えたというのは小生のつまらぬ考察である。

 「詳細を承知していないのでコメントを控えたい」は悪行を行った結果問い詰められたあげく発する言葉でもっともよく使われる発言である。
 昨年の参議院選挙でウグイス嬢に規定の報酬を超える額を渡したと言われ秘書が裁判にかけられている河井アンリ氏の常套手段である。
 あれから半年もたつのに詳しいことが解らぬとか
 「裁判に支障を生じるのでコメントを控えたい」逃げの一手に使われる言葉である。

 我々広島県民からみれば何と往生際が悪い。
 しかも毎月100万円を越える議員歳費をもらい夫婦で500万円をこえるボーナスまでちゃっかりと懐に入れる議員特権は平民では想像すらできぬセレブの世界の話である。
 次回の選挙では絶対に合格なんてしないからねばっているのかも?

 安部総理の肝いりで選挙に臨んだ河井夫婦は総理が何とかしてくれる、黒川検事長検事総長に昇格すればもみ消してくれると言う夢を見てきたがその可能性は潰えてしまった今何を思うをのだろうか?

 それにしても黒川検事長は憎めぬ顔をしていると思う。
 麻雀で振り杯に「ロン」と言われしまったと頭をかく姿はよく似合っていると思われる。決して悪い人とは思えぬが権力と結託すればどんな顔をしていようが世論は許さない。佐川長官もいずれはもう一度国会に引きずり出されるであろう事を覚悟しておかれたい。