立ち読み(話し方の本)

 黄泉の世界へ秒読みの立場の自分にとり「話し方」は本当どうでもよい話である。

 それでも最近書店や新聞広告で「人は話し方が9割」が60万部売上げた・・・と世間を騒がしている。
 それを買うか否か書店に立ち読みのため出かけた。
 定価1540円。
 自分が本を買う判断基準として定価2000円以下、文字が大きいことなどである。どうせ自分が読んだ後はゴミ箱へと末路は決まっている。
 そこでアマゾン本で中古本を探す。
 中古本の価格は安いけれど配送料が付加されると合計は新品とあまり変わらない。

 不思議である。
 新しい本の売り上げを保護するためなのかもしれない。

 書店での立ち読みの結果、これは自分には向かないと直感した。
 若い頃人前で話す事には本当に苦労した事がある。
 準備もした練習もしたが結局慣れることはなかった。
 スペインに住んでいた頃、大部言葉にも慣れスペイン人に早口で言葉をしゃべるが相手に十分伝わらず新しい苦労が始まった。
 ここで学んだ事は結局一朝一夕といかず頭の中で話すことを順序だててから話すように努めた。
 ネットで探すと「人は話し方が9割」の本より「雑談力」の本が年相応な気がする。
 齢を重ねることは種々経験を積み重ね、話しの種には事欠かないはずで「雑談力」を読んでみようと考えた。 

 幸いにもネットでは試し読みが可能である。
 書店で気になった読みやすい本は
 「成功者がしている100の習慣」
 「人生の終わりに後悔しない」という大切なミッションを今日から始めようと帯には書いてあった。