今年のセリーグ6球団の内4球団が投手出身の監督となった。
ヤクルト高津監督
広島 佐々岡監督
中日 依田監督
DNA 三浦監督
の以上4監督である。
高津監督は広島市出身とは聞くがその詳細を良く知らない。
調べてみると 広島工業高校から亜細亜大学をへて1990年ドラフト3位でヤクルト入団、その後4度の最優秀救援投手となる2004年にMLBのホワイトソックスでクローザーとして活躍。その後台湾・韓国にわたり4か国で活躍した初の選手。
さらに2011年独立リーグ新潟アルビレックスBCと契約し選手兼監督としてチームを日本1に導いた。同年現役を引退して2014年にヤクルト1軍投手コーチ2016年2軍監督2020年に1軍監督に就任した。昨年はセリーグ最下位であったが今シーズンは3位に位置してよく頑張っている。
それは幾多の自身の逆境にもめげず頑張ってきた経験がものを言っているのであろう。
2軍監督も経験しないで1軍の監督になられる人も多くいる中で色んな経験は実に頼もしい限りである。
スペインのサッカー1部リーグ「アスレティック・ビルバオ」
話はがらりと変わるがスペインのサッカー1部リーグでバスク州に3チームが在籍している。一つはビルバオ市(人口40万)のアスレティック・ビルバオとサンセバスチャン市(人口15万)のレアル・ソシエダが主なチームである。
その中でアスレティック・ビルバオはバスク民族1血主義で他民族の選手はとらない。それで成績もレアル・ソシエダより下位にある。
何か広島カープによく似ている。他チームの選手をめったに取り込まない。
監督もコーチも選手もである。
それで強いのであれば良いが弱小球団に上昇気運は育たないような気がする。
長年の風土なのでいまさら変えることはできないのであろうがそれでフアンは納得するのであろうか?
ヤクルトの高津監督のように自ら世界をまたにかけて活躍した人には今後に期待ができるが井の中の蛙的監督には多くを期待する方が無理なのかもしれない。