刑事コロンボは面白い

 毎週土曜日 BSP(NHK) にて4:44~6:00まで再放送の刑事コロンボをいつもみている。この番組は再放送であまり見る気はしなっかたが妻が定期的にみるためつられて見ており、今では自分の方が番組を待ち遠しく感じている。

 調べてみると1968~1978年に米国NBC刑事コロンボとして45本

       1989~2003年に米国ABCで新刑事コロンボとして24本

  制作され世界中で人気番組として放送されていたらしい。

 日本におけるコロンボの吹き替えは小池朝雄氏で1985年死去後新シリーズでは石田太郎氏が行っている。

 当のコロンボ刑事役のピーター・フォーク氏は2011年6月に83歳で没。

 活動期間は1956年から2009年までで後半は殆どがコロンボ刑事で活躍したのであろう。

 コロンボ刑事は名刺にはLt.Frank Columboと書かれ、Lieutenantは日本で言えば警部補の役職である。

 テレビでは自称コロンボ警部と言ってはいるが警部補である。

 キャラクターはよれよれのレインコートを着て安物の葉巻をいつも吸いながらぼさぼさの頭に猫背で斜視による藪にらみでいつもいつ廃車してもいいような車に乗って現れる。コロンボは外車だと言っている、プジョー403はいかにもフランス製の外車である。

 コロンボはよれよれのレインコートに自分を随分と下出に見せ犯人に安心感を持たせて最後に墓穴を掘らせて自白に追い込むのがコロンボの常套手段である。

 毎回扱われるテーマは新鮮で視聴者をあきさせない。相当古い番組ながらカラー映像は鮮明で特に場面にでてくる壁にかけらた絵の美しさに感心させられる。

 コロンボのタバコ(葉巻)好きは今では禁煙されているだろうと思える場所にもいつもタバコを吸いながら登場する。

 新しい刑事コロンボはもう制作されないが日本ではコロンボ刑事の所作を似せた番組がある。その一つは今はなき田村正和氏の「古畑任三郎」であり中村梅雀氏の「信濃コロンボ」である。この番組は6代目で中村梅雀氏は4代目であるがこの時代の再放送が多い。

 刑事コロンボのテレビ番組は現在でも世界中で視聴され飽きることなく人気を博しているのだろう。私のように。