入れ歯(義歯)を使用して5か月経過

 生前に俳優の樹木希林さんが「裸を見られるより入れ歯をつけていない姿を見られる方が恥ずかしい」と言っておられた言葉を思い出しています。

 私は入れ歯を着用して5か月が経過。

 感想はなんと不自由なものだと思うが、またこれにより随分と助けられているとも思える。着用する前に歯科医師に就寝時に外すのか聞いたことがある。「眼鏡と同じ着けたまま寝れないでしょう」との事で毎日着ける、外すことのわずらわしさに疲れる。

 完全入れ歯よりインプラントにすれば自分自身の歯と同じ感覚になるらしい。

 着けたことはないので実感はわかない。

 ただし1か所100万円かかると言うから私みたいな貧乏人には無理な話だし早くから準備も必要だと思う。

 最近8020と言う数字が言われ{80歳で20本の自分の歯がある}の意味。健康な人のことをいうらしい。タバコの吸い過ぎにも因はある。

 歯のケアーを疎んじた自分へのバツで歯が減ってきたのだろう。

 私が住んでいたスペイン(20年前)は病院の治療費は無料)ただし歯科医は有料で抜歯のみは無料と聞いたことがあるが、かかったことはない。

 スペインの友人イケルの奥さんは歯科医であったがこの方に治療してもらうのは生活の裏側までみられる気になって気恥ずかしく尻込みをする。

 私にはそういう癖があり歯の治療を気おくれする。

 この前新聞を読んでいて義歯を使用している人は1200万人もいると言われ人口の4分の1となる。この値は完全入れ歯以外も含まれている数字だろう。

 思うに日本人の寿命の高齢化に伴い歯の健康状態の悪い結果になっているのではないか。それでは江戸時代の義歯はあったのだろうかと疑問をもつが材料は柘植をつかったものが存在したらしいが一般国民には手が届くものではなかったろう。

 歯がなくなるか否かはかかり付けの医師の腕前にもよる抜歯すれば何もかも簡単に行くのであろうがそうしない場合にはそれ相応の治療が必要となる。

 スペインの話ではないが抜歯は無料と言う話とどこか似た点が想像できる。