70歳が老化の分かれ道

 和田秀樹氏の「70歳が老化の分かれ道」の本が友人から届いた。

同本は重版で20万部突破と大盛況の本である。

同じく同氏の「80歳の壁」が30万部を超えたとあるので興味深々で本を読んだ。

70代の10年間をいかに生きるかで次の80代が楽に生きれると評価されている。

本の内容はガンの手術をするなとか医者の進める薬は飲むなと反医学的なことが書かれている。まともにこれを信じても実行にはなかなか移せない。

まあ気にいったことは意欲をもった生活をすれば脳の活性化と肉体の健康維持が可能である。糖尿病とか高血圧の専門医師は長生きを専門とする医師ではないと氏は言っておられる。

 高齢者の毎日の生活は意欲をもって生きるとはなかなできないことである。

寒いとか暑いとか言ってはエアコンとテレビの世話になりあまり動かなくなるのが普通である。

 ここ2週間の出来事は約8名(平均年齢77歳)で元同じ会社勤務の仲間達が集まって同じく農園オーナーのミカン園の収穫を手伝っている。

約1週間から2週間の作業(間は空く)でわいわいと大話をしながら作業する。

もちろん気心のあった連中で会社時代は会話をしたこともなかった人達も集ってのことである。オーナーの人徳から人が集まり作業しながらいろんな情報交換の場所になる。

この作業をはじめて早10年近くは経過する恒例のこととなっている。

 私自身ここ3年間は年1回手術をして不参加であったが体のことを思って参加している。(脊柱管狭窄症、脱腸)

日頃から運動不足でとくに下半身の衰えがはやくフレイル1歩手前であるがリハビリを兼ねて作業に参加している。

「70歳が老化の分かれ道」の本の中でもっとも恐ろしいことは鬱病(うつ)になることであるらしい。

毎日女房にしりを叩かれながら何事かやっておれば鬱病なんかにならないのかも知れない。仕事を辞めて鬱(うつ)と言う感覚は全くないが。

 今週末から来週にかけて冬将軍が南下するとのこと気をつけたい。