熊本県大津高校勝つ 全国高校サッカー選手権大会

 全国高校サッカー選手権大会1回戦の屈指の好カードと言われた熊本県大津高校と神奈川県桐光学園は5:0で大津高校が圧倒した。
 高校総体準優勝校の桐光学園と同じくベスト8の大津高校の対戦は注目を浴びていたがMF大竹のハットトリックなどで大量点で圧勝となった。一方桐光学園は西川をはじめとするスター軍団であったが中盤を動きの速い大津高校に球を支配され、完全なディフェンスで完封勝された。
 高校サッカーに詳しいわけではないが、年末のこの頃には興味深々となる風物詩である。
Jリーグと比べ高校生は、はつらつとした動きで予想を覆す試合をみせてくれる。最後まで諦めない態度で、どこのチームが強いと言う前評判が役立たない面白さがある。
 その前日に行われた皇后杯準決勝の浦和対日テレベレーザの試合も歯切れのよい動きで日テレベレーザが1:0の接戦をものにした。この試合を見ていて点差以上の実力差を感じた。日本代表に8人を送るチーム力を知ってなるほどと納得する。

 スポーツ観戦では選手達の動きの良さで視聴者の目を離さない面白さがある。
 明日は箱根駅伝で青山学園大学の4連覇が噂されているが、あまり勝過ぎるのもどうかと思われる。
 青学の原監督は同じ市の出身者であるがいまいち市内では人気がない。
 自信満々の態度とスポーツ監督の割にテレビに顔を出すシーンが多いからだと思う。 学生スポーツはどこが勝つか解らぬところに面白さがあり、監督にもう少しストイックさがある方が神秘性があって良いのではないだろううか?

誓文払いの思い出

60年も70年も前の昔の話。

 年末近くになると尾道の商店街は活気を帯びてくる。寒さにも負けず商店街の綱に貼られた「誓文払い」のちらしが風にたなびく風景を思いだす。
 年に一度母親に連れられて買物に付き合わされる。この時が1年間に一度の買い物のシーズンと体が覚えている。
 履物(下駄)から肌着に至るまで買い物はこの時期に済ませたのかも知れない。
 誓文払(せいもんばらい)の単語は死語になったのかとネットで調べると福岡辺りでは今でも使われているらしい。商売人が儲けたお礼に感謝祭セールの意味で旧暦10月20日に行われる。旧暦10月20日は今の暦では11月下旬に相当するので私の記憶とは一致している。

 現在では美味いものが1年中食べられる。そして毎週のごとくスーパーの特売のチラシが新聞で配布され大安売りは当たり前の話となっている。
幼少の頃から少年時代にかけ、着るセーターは体の成長に置いてけぼりを食ったように袖の長さが短くしかも鼻汁でてかてかに光ったものを着ていたような気がする。
 それは貧しさの性もあろうが商品が不足していたのだと思う、自分の家庭だけでなく皆同じだった。それが誓文払いで購入され正月まで待って着用を親から許された。食べ物も牛肉が食べられるのは正月のすき焼き位であった。
 とにかく日本は豊かになった。贅沢がまかり通る時代になってしまった。
 ものの有難さや大切さが失われて行くことになりつつある。

つり銭の渡され方

 今朝のネット記事を見て思うこと。

 コンビニで100円の買い物して1万円を渡し小銭からツリを渡され頭にきて土下座を要求し警察を呼ばれた不運なお客。
 コンビニの店員が日本人なのか明確な記述はなかった。
 私のスペインでの生活ではつり銭の渡され方は小銭を先に渡され次に紙幣をかえしてくれるのが普通で慣れない内はぎょっとする経験をした事が数度ある。

  日本なら「申し訳ないが1万円札で支払っても良いですか」
 と一言断れば小銭からツリ戦を渡されようがトラブルはないと思う。
 
 特に朝の早い時間帯には大きい紙幣を出すときは心使いを持った方がよい。
 これからますます労働力不足を補うため外国人が店頭に立つことも多いので我々日本人も気使いを持てばトラブルはなくなるのではないか?

 

ガン終末期の痛み緩和ケア―の調査結果より

 昨日は株価が1010円安でついに2万円割れとなった。トランプ大統領政権運営に対する不安や、世界経済の先行き不透明感、原油安等の原因が株価を下げているとマスコミは伝えている。
 今朝のテレビや新聞によると国立がんセンターの調査結果は、「ガン患者の4割近くが亡くなる前の1カ月間体の痛みを訴えていた」と遺族を対象にした調査から解ったと公表していた。
 私の父親は45年前胃癌で死の直前まで猛烈な痛みを訴えていたのを昨日のようにはっきりと憶えている。あれから半世紀近くが経過し、癌患者の痛み緩和ケア―はもっと進んでいるものとばかり思っていたが実はそうではなかった。
 その理由は何なのかを知りたい。
 同センターのガン医療支援部長は
 「適切な緩和ケア―を行えば痛みは減らせる。ケアーの充実を進める必要がある」と話している。
 と言うことは適切なケアーが行われていない。緩和ケア―の専門医が不足しているのか、あるいは担当医師が忙しすぎて緩和ケア―にまで手が回らないのかのいずれかであろう。
 高齢化社会でますますガン患者は増える。そして痛みと共に亡くなっていく。
 近い将来、自分もその一人になると思うとたまらない。
 もっと痛み緩和ケア―を大事に考え実行してほしいものである。

レジェンド髙橋大輔 見事な復活

 今日は今年最後というかお正月を迎えるため、少し早いがお墓参りに行った。
場所は今年の夏に囚人が脱走して世間を騒がした尾道市向島町のお寺である。
あの事件は今年だったのか、去年のことだったのか記憶が遠くに霞んだ気がする。
 人の噂も75日とはよく言ったものである。
 記憶の新しいところでは昨日のフィギュアスケート全日本選手権最終日でフリー種目にてレジェンド高橋大輔選手は2位となり4年ぶりの見事な復活を果たした。
 そして3月に開催される世界選手権代表に内定したが、これを辞退した。
 理由はそこまでの覚悟ではなかったことと、若い人に世界の舞台を与えたいとのことからで、まるで元広島カープの新井選手の言った事に合致している。
 今後についての質問にはまだ辞めない。とのみ答え、具体的にはしていない。

 前回引退を決意したのは自分の評価が下がるのが怖かった。逃げた。と正直に気持ちを語った。
 フィギュアスケートは女子フアンが圧倒的に支持層が多く、大阪の会場のチケットが取れずホテルでテレビ観戦する三重県や北海道からのファンもいたとテレビは紹介していた。
 その中で大輔を見たさに大阪にくるフアンの多さには脱帽する。
 こういう言い方をするの失礼であるが、大輔は超イケメンではない。
 私は彼の人間性がファンの心をうつのだろうと思える。一挙手一投足、一言一言が彼の性格・人間性を表してきたのだろう。人気の秘訣である。
 フィギュアのフリー種目は人間性があらわれると解説者が言っていたがその通りだと思う。
 1年前に復帰を決意してから、けがとの闘いで夏場に4回転の練習を始めると何度の転倒やむち打ち肉離れぎっくり腰を起こしそれらを乗り越えて日本選手権に間に合わしたと伝えられている。世界選手権までの余裕はなかったのだろう。
 2位が決まってから彼はきっと辞退するだろうと思ったのは私1人では無かったはずである。
 今後ぼろぼろになるまで辞めず練習を重ね羽生・宇野・大輔の3枚看板揃い踏みをみてみたいもである。

坂本花織 女子フィギュア新女王へ

 今日はクリスマス・イブ、スペイン語では”nochebuena””ノーチェブエナと言う。
 スペインでも若者の宗教離れが進みクリスマス・イブに家庭にて家族で過ごす習慣が希薄になっていると言われている。せめて夜の9時までは家にいてそれから自由行動をとるらしい。

 それはさておき昨夜の女子全日本フィギュア選手権の戦いは迫力のある試合であった。ショートプログラムで出遅れた紀平選手のトリプル・アクスルに注目が集まったがシンデレラガールと言われた坂本花織選手の大逆転で新女王の座に着いた。
4連覇の宮原選手は3位と無念の涙を飲んだことになる。
 紀平選手のトリプル・アクスルはショート・プログラムの結果の得点差8点を一挙に縮める大躍進であったが坂本花織選手の前半・後半の3回転連続ジャンプで紀平選手を圧倒する滑りで完全な勝利であった。
 戦前、坂本選手はオリンピック代表選手として恥ずかしくないスケートを試みると語っていたが立派なダイナミックなプレーであった。全日本女王の座を射止めることで今後堂々の姿勢で世界に向かってほしいものである。

 今大会では紀平選手(16歳)三原選手(17歳)坂本選手(18歳)宮原選手(20歳)と若い女性群の層の厚さを感じさせる日本女子フィギュアスケート界を頼もしく思う大会であった。
 女子の活躍はレスリング、バトミントン、卓球、競泳と多種目に渡る競技で2020の東京オリンピックの活躍が期待できそうである。

ゴーン氏はどうなるのか

 ゴーン氏の今後はどうなるのだろうか?
 日産自動車前会長のゴーン氏は金融商品取引法違反で逮捕・起訴されている。
 この時点でフランス政府は「現在のルノーと日産の株の持ち合いを尊重して提携が強化されることを望む。引き続きルノーのトップが3社連合のトップを務めることが望ましいと日本政府側との認識が一致した」とマスコミで発表されている。

 日産側は株の持ち合いも含め対等な関係を結びたいのが本音である。その背景には
 売上            販売台数
 ルノー    日産     ルノー    日産
 7.7兆円    12兆円    376万台   577万台
 と日産はルノーを完全にしのいでいるにも拘らず出資比率はルノー43%日産15%のアンバランスが現在まで続いている。
 そもそもルノーはフランス国営企業マクロン大統領はルノーの15%株主でもある。  現在のフランス経済は失業率10%程で日産がルノーから離れれば大変なことになる。
  日産の「利益と技術」はルノーに(フランス)に巻き上げられ日産には面白くない状況が続いており、今回の事件がクーデターではないかと世間を騒がせている。
 その上、日産の資金を私的流用したとして再逮捕された。
 ゴーン氏は頭の良い人なのでそう簡単には尻尾を出さない上に資金や資産を全世界にばらまき簡単には証拠を押さえることが出来ず特捜部は拘留期間の延長を重ねてきたのであろうと推察する。
 自分は経済評論家ではないので本当の事は解らない。
 日本に1年に3分の1しか滞在しないで数十億の富が得られる不思議を感じる。
 しかも20年前に日産の負債を短期間にV字回復した功績とは言え、会社を縮小し2万人の首を切った結果の功績を20年間も受け続ける不思議さもある。
 釈放後名誉回復のため記者会見を行うと言うが誰が信じるのだろうか?
 ルノーの会社でこれと同じ事を行わないのは日本と日本人を馬鹿にしているからだろうか?いずれにせよこの裁判は相当長引くだろう?