ガン終末期の痛み緩和ケア―の調査結果より

 昨日は株価が1010円安でついに2万円割れとなった。トランプ大統領政権運営に対する不安や、世界経済の先行き不透明感、原油安等の原因が株価を下げているとマスコミは伝えている。
 今朝のテレビや新聞によると国立がんセンターの調査結果は、「ガン患者の4割近くが亡くなる前の1カ月間体の痛みを訴えていた」と遺族を対象にした調査から解ったと公表していた。
 私の父親は45年前胃癌で死の直前まで猛烈な痛みを訴えていたのを昨日のようにはっきりと憶えている。あれから半世紀近くが経過し、癌患者の痛み緩和ケア―はもっと進んでいるものとばかり思っていたが実はそうではなかった。
 その理由は何なのかを知りたい。
 同センターのガン医療支援部長は
 「適切な緩和ケア―を行えば痛みは減らせる。ケアーの充実を進める必要がある」と話している。
 と言うことは適切なケアーが行われていない。緩和ケア―の専門医が不足しているのか、あるいは担当医師が忙しすぎて緩和ケア―にまで手が回らないのかのいずれかであろう。
 高齢化社会でますますガン患者は増える。そして痛みと共に亡くなっていく。
 近い将来、自分もその一人になると思うとたまらない。
 もっと痛み緩和ケア―を大事に考え実行してほしいものである。