錦織 アンダーソンに完敗

 昨夜から今朝未明にかけロンドンからのATPファイナル 錦織対アンダーソン戦が中継された。試合は6-0、6-1、で錦織のストレート負け。しかも第2ゲーム5-0からはじめてサーブをキープする悪すぎた試合であった。
 錦織自身が言うとおり最悪の試合である。

 ファースト・サーブが入らない(錦織の確率45%、アンダーソン80%)。
 殆どがセカンド・サービスからのゲーム展開でしかもセカンド・サービスもコートから大きく外れるダブルフォルト等サーブが何か狂っていた。
サーブでリズムを崩しフォアハンド・ストロークを再三ネットにかけ、ネットプレーに出るもボレーミスと自滅でゲームを失っていった。完敗である。

 15日(日本時間PM11:00 )に行われるティエム戦までにサーブを修正できなければ決勝トーナメント進出は難しい。
 ティエムはオーストリア出身の25歳(185㎝、81㎏)世界ランク7位片手バックハンド。錦織との対戦成績は4勝3敗(最近6月の試合では負けている)。
ティエムは伸び盛りで過去の戦績はあてにならず昨夜のような試合をすると勝機はない。決勝トーナメント進出の条件は単純ではなくティエムに勝利しても勝ち方や他の2人の動静による。
 最近の錦織の試合を見る限りサーブで苦しむ様に見受けられる。サーブからのリズムで得意のストロークに持ち込むことが出来なけらば相手にリターンエースを与えることになる。
 錦織も稀勢の里も頑張れ、頑張れ。