乳癌の名医 明石定子医師

 昨夜、プロフェッショナルの番組を偶然見た。
   乳癌の名医と言われる明石医師は昭和大学病院の53歳の女医であるが良くはしらない。
 乳癌は女性14人に1人と言われていたが昨夜の番組では11人に1人の確率とだんだんと増加している。検査器の発達や普及により発見数が増えているのかも知れない。
 乳癌は米国女優アンジェリーナが乳がん予防のため2013年5月両乳腺を切除する手術を受けたことをニューヨークタイムズに寄稿で明かし世界中にこの病気の怖さが伝わった。国内でも2017年6月小林真央さんが、今年の8月にはさくらもも子さんが若くして乳癌で命を落とした。
 番組で紹介された先生は勉強には苦労しなかったと説明どおり、東京大学医学部を卒業されている。女医の外科社会進出には女性トイレの設備もない時代であり相当苦労された経緯があるらしい。この先生は結婚され双子の子供をもつ主婦でもある。
 わずかな番組で関心したのは診察時、患者の立場となって状況を説明され患者が納得して手術の方法を選ぶことに徹していることである。女性特有の乳房の手術なので非常にデリケートな分野と精神状態を笑顔で説明されていることである。

 「納得の後に継続する人生がある」と締めくくった番組であった。抗がん剤を用いて腫瘍部が縮小した時点で摘出手術を行い極力傷跡が残らぬ方法や乳頭部を残す手術方法等女性の立場に立った理解の上で手術をする、一方学会で発表も行う多岐に渡る活躍をされている。
 私も病院で多くの先生にお世話になっている。
  患者の立場で考えてくれる先生もおられるが、歯科医の先生は治療中の患者の痛みが解っているのか理解に苦しむ。また今週の金曜日には地獄のような歯科治療に出かけなければならない。